「ノマドワーカーのメリット、デメリットは何がある?」
「向いてる人っているの?それってどんな職業の人?」
「ノマドワーカーになるにはどうしたらいい?」
この記事を読んでいる人の中には、上のような疑問を持っている人もいるのではないでしょうか?
今の時代、様々な働き方が広まっています。
一昔前の、仕事は職場に行ってするものという考えだけではなくなってきています。在宅勤務が1番わかりやすい例です。
様々な働き方の1つであるノマドワーカーとは、場所や時間にとらわれず仕事をする働き方です。
そんなノマドワーカーにどんな魅力があるのか知りたいという方に向けて今回は、ノマドワーカーのメリット・デメリット、どんな人が向いているのか、ノマドワーカーに多い職種などを主に紹介していきます。
この記事を読めば、ノマドワーカーの魅力を知ることができるだけでなく、ノマドワーカーになるための具体的なステップがわかるようになります。
本記事を通して、現代の新たな働き方の、1つのアイデアとしてお伝えできたらと思います。
ノマドワーカーとは?
そもそもノマドワーカーとは、現在注目が集まっている働き方ですが意味はよくわからない、という人もいると思います。
言葉としては、「ノマド」と「ワーカー」という英単語からできている造語です。
ノマドとは遊牧民という意味で、ワーカーとは働く人を意味しています。
つまり、職場など決まった場所で仕事をするのではなく、自由な場所で働く人。
自由な場所とは簡単にいうと、カフェや図書館など仕事ができる環境が整っている場所のことです。
ノマドワーカーという働き方が注目されてきたことで、各地のカフェや図書館などで電源・WiFi環境が整備されてきています。
ノマドワーカーのメリット・魅力は、自由な働き方
決まった場所ではなく、自由な場所で働くノマドワーカー。
このような自由な場所で働くメリットは何なのか。
下記の項目がノマドワーカーが、主にメリットと感じる4点です。
この4点がなぜメリットと感じるのか、理由や効果をひとつずつ詳しく紹介します。
時間を自由に使える
決まった就業時間がある職場とは違い、自由に時間を使って働くことができます。
職場で働いている人は何時から何時までといった、決められた時間で勤務することが多いでしょう。
例えば労働時間が指定されていると、子供が体調不良などの時は、有給を取得して病院や看病などの用事を済ませなければいけません。
しかしノマドワーカーは決められた就業時間がないため、例であげた子供の体調不良の時も自由に仕事の時間を決めることができます。
好きな場所で仕事ができる
職場や自宅など決まった場所で仕事をするのではなく、自分の好きな場所で仕事をすることができます。
会社指定の働き方だと、決まった時間に決まった場所で仕事をしなくてはなりません。「時間を自由に使える」でお伝えしたように、時間だけでなく、場所も固定されています。
毎日同じ場所で仕事をしている人は、1度は違った場所で仕事がしたいと感じたことがあるのではないでしょうか。
ノマドワーカーが作業で使う代表的な場所は、カフェや図書館などです。
例えばお気に入りのカフェで新作の商品がでた際、そこで仕事をすればリラックスした気持ちで作業ができるため、結果として効率よく仕事をすることができます。
人間関係のストレスが少なく仕事ができる
他人に縛られず仕事ができるため、人間関係のストレスを感じることが少なくなります。
職場で働いていると、同僚や上司と気が合わなくてイライラするということは、社会人なら誰しもあるのではないでしょうか。
気が合わない人と仕事をするストレスは、自分が思っている以上に、心身共に負荷がかかっている状態です。
ノマドワーカーは対面で話すことは少なく、チャットでやり取りができ、単発の仕事であれば契約が終わればその後その人と関わらないこともできます。
そして職場では、決まった規則・決まった制服がありますがノマドワーカーは自由です。自分の好きな服装をして、気分を上げるのもなんの問題もありません。
自分のルールで仕事を進めていくこともできます。
新しい気づきを得られる
自由な場所で仕事ができることにより、様々な視点で物事を見ることができるため、新たらしい気づきを得ることができます。
毎日同じ職場、同じデスクで仕事をしていると同じようなアイデアしか浮かんできません。そのため、職場で働く人たちは気分転換のために外の空気を吸いに行ったり、休憩を取ったりするでしょう。
しかしノマドワーカーは、自分の好きな場所で働くことができるので、その日の気分によって場所を変えることができます。そのため結果として、新しい発見、気づき、アイデアが浮かびやすくなります。
ノマドワーカーのデメリットとその対策法
ここまでではメリットを紹介しましたが、やはりメリットがあればデメリットもあるでしょう。
下記の3点は、ノマドワーカーが主にデメリットと感じる項目です。
この3点がなぜデメリットと考えられるのか、そしてデメリットに対する対策も一緒に紹介します。
自己管理が難しい
職場とは違い、決められた規則がなく自由なため、自己管理が難しいです。
職場で働く人は始業時間・仕事の進め方・制服など会社が決めた規則に従って働いているため、このようなことを考える必要はありません。
しかし、ノマドワーカーは決まった規則がないため、ついつい遊びすぎてしまうこともあるでしょう。こうなると仕事をする時間が取れず、納期に間に合わなくなってしまいます。また取引先に迷惑をかけたり、契約を打ち切られるなんてことにもなりかねません。
それに加えて、夜更かしや昼夜逆転などの生活をしていると体調を崩す原因になってしまうこともあるでしょう。
対策案:自分のルールを作りメリハリのある生活をする
対策としては、「1日に何時間は仕事をする」「仕事をする時は連絡以外の携帯電話の利用は控える」など、自分の中でルールを作りましょう。
そうすることで、メリハリを作り自分自身を管理できるようになり、デメリットとは感じにくくなります。
成果報酬なので収入が不安定
ノマドワーカーの収入源はわかりやすい例をあげると、企業の案件、広告収入、投資、物販などです。
例であげたものを見るとどれだけ自分がどれだけ仕事をするか、つまり自分の成果が収入になります。
物が売れない、広告が見られない、投資で損をした、企業の案件が少ないなどの影響で、収入が少なくなることもありノマドワーカーは収入が不安定です。
対策案:収入源を複数確保しておく
上記で説明したようにノマドワーカーの収入源は様々です。
1つの収入源に偏らず、2つ3つと様々な収入源を確保しておくことで、収入面での不安は解消できます。
そのような方法を取っておくことで、1つの収入が通常より少なくても、2つ目の収入で補えるようになり、収入面の不安やデメリットは解消されます。
生活費がかさむ
「ノマドワーカーのメリット・魅力」でもお伝えしましたが、ノマドワーカーは好きな場所・時間で仕事をすることができます。つまり職場のようなデスクは用意されてないので、仕事をする場所は自分で探す必要があります。
仮にコワーキングスペースを利用して仕事をするとしましょう。都内のコワーキングスペースを1日利用した時の相場は、1,000円~2,000円程度です。職場で働いていればかからないお金が、余分にかかってしまいます。
さらに、少し離れた場所で仕事をする時は、目的地まで行くための交通費、ホテルなどの宿泊費、外食費など、日常生活では必要のない出費がかかってしまいます。
このように様々な費用がかさみ、結果として支出が多くなる可能性もあるでしょう。
対策案:割引・制度を活用してお得に施設を利用する
コワーキングスペースを利用する場合は、月額料金で契約することで日額よりお得に利用することができます。
コワーキングスペース以外の場所では、カフェがおすすめです。カフェならドリンク1つ買えば、その場所を長時間使うこともできるのでコワーキングスペースより安く場所を利用できます。
移動費については、新幹線は使わずに車移動や、青春18きっぷを利用するのも費用を抑えられる上に、新たな発見が見つかるのでおすすめです。
宿泊費については、長期宿泊すると1泊より安く泊まれるようなホテルもあります。このようなシステムを利用すれば宿泊費を抑えることができるので、浮いた費用を食費に回すことができます。
ネットリテラシーが必要
インターネットは利便性が高い点が魅力ですが、その反面少しのミスで情報が全世界に広まる危険があります。このように「便利だけど危険」ということを理解し、適切に判断、運用していく能力がネットリテラシーです。
ノマドワーカーにネットリテラシーが求められる理由は、情報漏洩をしてしまう可能性があるためです。
例えばカフェなどの他人がいる場所で仕事をしている時、パソコンの画面を覗き見され情報が漏れる可能性があり危険です。
情報が漏れると企業からの案件だった場合、自分だけではなく仕事を頂いた企業にも迷惑がかかり、信用をなくしてしまいます。
他には公共のWiFiを使用すると、回線を通じて情報を抜き取られる可能性もあり危険です。
ノマドワーカーは好きな場所で働けて自由ですが、他人がもしかしたら自分の情報を抜き取ろうとしているかもしれないという危険を理解した上で、自己防衛していくことが必要になります。
対策案:自身で対策できることはたくさんある
外で作業する方は、覗き見防止フィルムを使用して横から画面が見にくくなるようにするのがおすすめです。また、壁側の角の席を利用して作業することも、一方からの視線を気にするだけでよくなるので画面の覗き見対策としては有効です。
そして使用するインターネットは、公共のWiFiを使うのではなく自分の契約したポケットWi-Fiなどを使って仕事をするのも、情報が漏れない為の有効な対策としておすすめします。
ノマドワーカーになるには?向いてる人と職種
今までの説明でノマドワーカーとは何なのか、メリット・デメリットを紹介しました。
ノマドワーカーになりたいけど、どんな人が向いているのか疑問を持っている読者の方に向けて、以下の3点をお伝えしていきます。
- ノマドワーカーに向いている人はどのような人なのか
- ノマドワーカーに多い職種は何なのか
- ノマドワーカーを実現する為のステップ
上記の疑問を順を追って説明していきます。
ノマドワーカーに向いてる人の特徴
結論、ノマドワーカーに向いている人は以下のような特徴を持っている方が多いです。
この3点を自分の長所だと感じている方は、ノマドワーカーに向いている方です。
なぜこのような人がノマドワーカーに向いているのか、ひとつづつ理由をお伝えします。
コミュニケーション能力がある人
ノマドワーカーは、クライアントと連絡を画面上ですることが多いです。その時にどのように仕事を進めていくのか、わからないことをわからないと言うことなど、仕事をする相手とコミュニケーションをうまく取れるとスムーズに仕事を進めることができます。
予定の管理がしっかりとできる人
予定の管理をすることは、ノマドワーカーではなくても社会人なら重要なことです。仕事には納期があり、納期を遅れるとその先の仕事に悪影響が出てきます。
ノマドワーカーは自由に時間を使えますが、仕事はトラブルが起きても対応できるよう、余裕を持って予定を組むことが大切です。
他人の指示がなくとも自分でゴール設定をして、納期までに仕事を終わらすことができる人はノマドワーカーに向いています。
日本語以外の言葉が話せる人
日本語以外の言葉が話せる人ですが、これはノマドワーカー全員に当てはまるわけではありません。
ノマドワーカーの中には外国で生活をしている人もいます。外国で生活するということは、当然日本語が通じる人は少ないでしょう。
言葉が通じないというストレスを溜めないためにも、外国でノマドワーカーをしたい人は必要な能力です。
ここまでで理由を説明したように、「ノマドワーカーに向いてる人の特徴」が自分の長所に当てはまると思った方は、ノマドワーカーとして強みを活かせるため向いているでしょう。
ノマドワーカーに多い職種
次にノマドワーカーに多い職種は、以下の5項目です。
- Webライター
- Webデザイナー
- プログラマー/エンジニア
- コンサルタント
- ブロガー/アフィリエーター
この5つの職種が多い理由は、場所にとらわれない働き方をすることができるためです。
ノマドワーカーは固定の職場で働くことはありません。そのため移動しても、持ち運びが大変ではないパソコンを仕事道具として選ぶ人が多いです。
そのため、パソコンやリモートだけで仕事を完結させられる仕事が多くなります。
ノマドワーカーになる方法・具体的なステップ
時間・場所を自由に決められることや、人の縛りがない環境で仕事ができるのがノマドワーカーのメリットです。
本章では、ノマドワーカーを目指している人が感じることの多い「実現は難しいかもしれない…」という不安を減らして、スムーズにノマドワーカーになれるよう4つのステップにまとめました。
ノマドワーカーになるために、どのような段階を踏んでいけばいいのかを説明していきます。
実現するための4ステップ
今から説明する順序で、ノマドワーカーを目指していくと「まだ準備が不十分なのにノマドワーカーになってしまった」という事態を防げます。
持ち運べる仕事道具を見つける
ノマドワーカーは、「ノマドワーカーのメリット・魅力」でも説明したように職場で働くわけではなく、カフェやワーキングスペース、図書館など好きな場所で働きます。
職場で働く人は対面営業をする人、ものづくりをする人など様々ですが、ノマドワーカーはこのようなことができません。
身動きが取りやすく、手軽に仕事ができる、仕事道具で仕事をする必要があります。
具体的にノマドワーカーは、パソコンを仕事道具として働く方が多いです。
パソコンで仕事ができれば、クライアントとリモート会議やチャットでのやり取りができ、データ入力や書類作成といった仕事もできます。
以上の理由から、パソコンでできる仕事がおすすめです。
自分の強みを持つ
ノマドワーカーの職種として多いのが、自分のスキルを武器にして収入を得ることです。
以下のような思考回路で、ノマドワーカーはスキルを武器に収入を得ることを選んでいる人が多くいます。
ノマドワーカーになりたい。
↓
パソコンでできる仕事を見つけたい。
↓
職種はライター・プログラマーなど。
↓
自分のスキルがなくてはいけない。
そのため既に得意なスキルがある場合、自身の強みを元にして収入を得るのがおすすめです。
縛りがない自由な状態になる
個人事業主として生計を立てる必要があります。
会社に属していると会社の規則があるため、「今日はカフェで仕事がしたい」と考えてもできません。
縛られない自由な行動は会社に属している以上、難しいでしょう。
そのため個人事業主として自分で仕事を受注し、好きな場所で、そして自分のペースで仕事をできる状態にすることをおすすめします。
仕事を受注する
①〜③までの流れでノマドワーカーになる流れはできました。
パソコンでできる自分のスキルを活かせる仕事を見つけ、フリーランスになり自由に行動できるようになっても、仕事がなければ収入を得ることができません。
ここでおすすめなのが、クラウドソーシングサイトです。
クラウドソーシングサイトとは、主に仕事のやり取りを行うサイトです。世の中には仕事を頼みたい人、仕事を受けたい人がいます。
このような人たちがマッチングして仕事のやり取りを行い、仕事を受注した側は、自分のスキルを活かし、依頼された仕事を遂行します。そして仕事を依頼した側は、やってもらった仕事に対しての対価を報酬として払います。
より良い報酬、やりがいがある仕事を得るためにクラウドソーシングサイトを利用して実績を積み、自分のスキルを磨きノマドワーカーとして成功する人になることができます。
おすすめのクラウドソーシング
様々なクラウドソーシングサイトがあるため、「どのサイトを利用すればいいかわからない」という方は多いのではないでしょうか?
ここでは、実際に複数のクラウドソーシングを利用した経験のある私が、おすすめするクラウドソーシングサイトと、それぞれの特徴を紹介します。
クラウドワークス
クラウドワークスは、登録者数No.1のクラウドソーシングサイトです。
クラウドワークスの最大の特徴はなんといっても、仮払い方式を採用している点です。
仮払い方式とは、業務を依頼された時、報酬を事前に預かり業務完了後に報酬として支払われる仕組みです。
この仮払い方式を採用することで依頼者、受注者共に安心して仕事をすることができます。
ランサーズ
ランサーズの特徴は、仕事や案件の数が豊富で初心者向けの案件も多いことです。
そのため、「いきなり自分で仕事を受注してしっかりできるかわからない」と不安な人や、初心者の方におすすめのクラウドソーシングサイトです。
トラブル防止の機能も充実しているため、依頼者・受注者間のトラブルを最小限に防いでくれます。
クラウディア
クラウディアの特徴は、クラウドソーシングサイトを利用する際に発生するシステム手数料が3〜15%と他のサイトと比べて低いことです。
クラウドソーシングは一般的に報酬からシステム手数料が引かれるため、手数料が高いと受け取る報酬が少なくなってしまいます。
高い手数料を取られたくないという人にはおすすめのサイトです。
まとめ|ノマドワーカーは魅力がたっぷりの新しい働き方!
本記事ではノマドワーカーについて、ノマドワーカーのメリット・デメリット、向いている人、ノマドワーカーになるためには、について解説しました。
ノマドワーカーとは、ノマドとワーカーという言葉からできていて、時間や場所に縛られず働く人を意味します。
「ノマドワーカーを新たに始めたい!」という方が気になるデメリットについては、解説したように対策に対して、自分自身が意識して行動していればデメリットは感じにくくなります。正しく実行すれば、メリットを強く感じてノマドワーカーを楽しむことができるでしょう!
ノマドワーカーに向いている人には、基本的には職場で働いている社会人にも必要な能力なため多くの人が向いていると言えます。
そのため、自分は向いているのかと不安になるよりノマドワーカーになりたいという思いと、1歩踏み出す勇気が必要です。
- パソコンでできる仕事を見つけること
→ライターやプログラマーなど - 自分のスキルを武器にして収入を得られる仕事を見つける
- 自分の得意なことがあればそれを武器にする
- フリーランスになりクラウドソーシングサイトを利用し、仕事を受注して収入を得る
今回の記事では、クラウドソーシングサイトを利用して収入を得るノマドワーカーの魅力を説明しました。
1つの働き方のアイデアとして参考になればと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます☺︎
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