ワーケーションとテレワークの違いを知っていますか?
「テレワークはコロナ禍で様々な企業が取り入れているし、なんなら自分も行なっているから分かっている。」
「ワーケーションって言葉は聞いたことあるけれど、やっている人が知り合いにもいないし詳しい内容分からないし、不安…」
この記事では、以上のような疑問がある方に向けて、ワーケーションとテレワークの違いについて詳しく解説しています。本記事を読んで、ワーケーションが他の働き方と比べてどこが優れているのかを理解できるようになるでしょう。
5分もかからない時間で読める内容で、しかもワーケーションがワクワクする働き方だと感じる事が出来るので、まずはご一読をお願いいたします。
ワーケーションとテレワークの違い
ワーケーションとテレワーク、似ているように感じる方も多いのではないでしょうか。
聞いたことはあるけど、
「それぞれの意味は知らない」
「そもそもワーケーションとテレワークって、違うの…?」
なんて方も。
しかし実際は働く場所・生活拠点・休暇の楽しみ方の点で、大きく違います。
ここではワーケーション、テレワークそれぞれの意味や特徴について、それぞれを丁寧に解説しています。
ワーケーションとは?
work(仕事)とvacation(休暇)を組み合わせた造語で、日常生活とは違う地域に赴いてそこで仕事と休暇両方を行うこと。
簡単に言い換えると、非日常の中でワクワク感を伴った仕事と言えます。
テレワークとは?
Tele(離れて)Work(仕事)を組み合わせた造語で、場所・時間に捉われない働き方。在宅勤務がここに当てはまります。
コロナ禍になり急速にテレワークが発展し、多くの企業でITリテラシー教育が進み今後も定着する働き方。
まとめると、ワーケーションとは、観光・休暇も含めてリゾート地や地方で仕事を行うことです。
テレワークは、職場からは離れて仕事をしますが、生活の基盤は現在在住している場所になります。
つまり、自分が行ってみたい地域に赴いて仕事も含めて観光も楽しむのか、会社からは離れて仕事はするが生活の基盤は変わらないのかが大きく違います。
近年スタートした新たな働き方
その他の新しい働き方との違いは何なのか、気になる方も多いのではないでしょうか?
「ワーケーションとテレワークの違いは理解できたけど、もっと他の働き方が知りたい」
「自分に合う働き方をみつけたい」
と思っている方必見。
近年では以下のように、ワーケーションとテレワークの他にもたくさん新しい働き方があります。
ここでは、新しい働き方の特徴や働き方をそれぞれ詳しく解説しています。
在宅勤務
インターネットなど情報通信技術を活用して自宅で仕事を行う働き方です。
自宅で業務を行うため通勤をする必要がありません。そのため交通費削減にも繋がり、今まで通勤に使っていた時間を、自宅の事や育児などに充てることができます。
また社内の人とのコミュニケーションが減るため、オフィス内で発生しやすい人間関係でのストレスも軽減することができるでしょう。結果として、業務に集中する事が出来て生産性の向上にも繋がります。
つまり、在宅勤務とはワークライフバランスを整える事ができる働き方です。
サテライトオフィス
サテライトオフィスとは企業から離れた場所に設置された、テレワークをするためのオフィスです。
よく比較される、支社・支店との主な違いはオフィス内で行う業務内容です。支社・支店は業務全般を行える設備を整えているのに対して、サテライトオフィスは必要最低限の小規模なオフィスとなっています。
- 自宅でネット環境が整っていない
- 子供がいて自宅では仕事に集中できない
例えば上記のような問題で在宅勤務が難しい方でも、サテライトオフィスであれば集中して業務に取り組むことが出来ます。
ハイブリットワーク
ハイブリットワークとは、業務内容によって場所を変える働き方です。
例えば、週5日勤務のうち3日は在宅で業務を行い、残りの2日はオフィス勤務するといった働き方が可能です。
データ入力・分析など、一人の業務の場合、テレワークが向いているでしょう。
しかし、打ち合わせや取引先との交渉など、相手と綿密なコミュニケーションが必要な場合は、オフィスワークの方が向いています。
つまりハイブリットワークとは、業務内容によって働く場所をハイブリット(組み合わせ)することが出来る働き方です。
リゾートワーク
リゾートワークとは、企業がリゾート地に用意したサテライトオフィスで業務を行う働き方です。
リゾートワークの魅力は、首都圏と比べて生活コストが安いことです。地方都市では物価が低いため、家賃や生活費を抑えることができます。結果として、趣味や体験にお金を使うことができるので、ワークライフバランスを実現することができるでしょう。
また新しい町で生活を始める事で、人脈も広がります。地元の方と触れ合う事で、それまでにはなかった新たな気づきを得られるでしょう。このように様々な体験を通して、人間としても成長する事ができます。
ワーケーションだけの魅力・特徴
ワーケーションには、ワーケーションをする方だけでなく、自治体にもメリットがあります。
「ワーケーションって何が良いの?」
「ワーケーションで何か得られる事があるの?」
上記のように感じている方に向けて、ここではワーケーションだけの魅力をたっぷりお伝えします。
ワーケーションはする人側も、取り入れる自治体側も、双方にメリットがある事が特徴です。
ここでは上記の2つの観点から、それぞれにとってどのようなメリットがあるのかを解説します。
ワーケーションをする人にとっての魅力
ワーケーションをする人のメリットは大きく4つあります。
①いつもとは違う環境で働く事ができる
いつもと環境が変わることによって五感が刺激されて、アイデアが浮かびやすくなります。リゾート地で業務ができるため、非日常の中でワクワクしながら仕事ができる、最高の働き方です。
②観光ができる
仕事時間以外に観光やアクティビティを楽しむ事が可能になります。自然の中で行うアクティビティで体を動かす事で、運動不足解消になり肩こり・腰痛など改善にも繋がるので仕事の生産性向上に繋がってきます。
③子供に様々な体験をさせる事ができる
家族も一緒に宿泊先にいくこともできます。子供に都市部ではできない、自然の中で体を動かす経験をさせることで、感受性や運動神経を伸ばすきっかけにもなります。
④地方の生活を体験できる
普段とは違う場所で生活をすると、その土地でしか食べれない特産物や料理も楽しむことができます。おいしい料理をお腹いっぱいになるまで楽しみ、夜は満点の星空を見ながら宿泊先に帰り、都市部とは違った静かな部屋で就寝できるので、次の日のエネルギー充電ができるでしょう。
自治体にも貢献できる
自治体にとっても、ワーケーションを取り入れるメリットは4つあります。
つまりワーケーションをする人は、自分自身がワーケーションを楽しむだけで、結果的に自治体の施策や活性化にも貢献する事ができるでしょう。
①観光産業を促進させられる
ワーケーションは平日に実施される事が多く平日の観光需要に課題を抱えている自治体にとっては平日に観光需要を拡大できる可能性があります。
②経済効果が生まれる
宿泊施設・飲食店・小売店などに直接的な経済効果が生まれ、ワーケーションを行なっている企業と地元企業がつながり新たな事業や取引が生まれる可能性があります。
③空き家問題の解決への糸口となる
地方には空き家が多くなってしまっている事が問題になっている地域も多く、ワーケーションを受け入れ環境を整える際に空き家や廃校など地域の遊休資産を活用すれば防犯対策に繋がるだけでなく、新たな収益を期待することも出来ます。
④関係人口増加への促進
一定期間その地域で生活・仕事をすることで、観光で訪れるよりも深く地域を知ってもらう事ができ、実際に移住し生活を送ることもあるので、移住の入り口としても大きな可能性を秘めています。
ワーケーションでおすすめの場所
ワーケーションに興味がでてきた方も多いのではないでしょうか。
「おすすめの場所はどこがあるの…?」
「仕事も集中できて、観光や自然に触れ合える場所が知りたい」
と思っている方も多いと思います。
ワーケーションをする場所によっても、経験出来る内容は違ってきます。
ここでは、経験できる内容や魅力の違ったおすすめの場所3つを詳しくご紹介しています。
千葉県南房総市
千葉県南房総市は都心部から90分と近い場所に位置しながら、海も山もある自然が豊かな場所です。
そんな南房総市には3つの魅力があります。
1「自然と文化に出会える」
南房総市は三方を海に囲まれ、内陸には山が広がっていて、豊かな自然と自然が育んだ文化があります。
休みの日には、自然や文化に触れるアクティビティを取り入れる事で、リフレッシュすることができるでしょう。
また、南房総市の文化・自然を守って活動している達人に教えてもらいながら自然のアクティビティを行う事で、新たな人間関係を築く事が可能です。
2 「海の大切さをより知る事が出来る」
SDGsの17目標の中の「14 海の豊かさを守ろう」を身近に感じる事ができるため、より海の大切さを知る事ができます。
現在、海に流出するプラスチックゴミの汚染が深刻になっていますが、都市部で生活していると影響を感じるのは難しいのではないでしょうか。
南房総市は海に囲まれており、多くのゴミが海岸に流れ着いています。
そのため南房総市では、ビーチクリーンが定期的に行われます。
実際にビーチクリーンに参加できなくても、現実を目の当たりにすることで生活への意識が変わり、道に落ちているゴミを拾うなど積極的に行動するきっかけにもなるでしょう。
またビーチクリーンの活動に参加すると、自分の手で海に流れるゴミを減らすことができます。環境汚染を少しでも軽減することで海が綺麗になるため、結果的に美味しい魚を食べ続けることができるでしょう!
3 「新しい働き方に出会う」
南房総市の自然豊かな環境の中でワークすることで、リラックスしながら仕事ができます。結果として、生産性・創造性の向上に繋がるでしょう。
自然の中でのワーケーションを実際に体験をすることで、テレワークを中心とした移住や二拠点生活が、より実現しやすくなります。
- 自然が好きだけど、現在の生活拠点が都心部でなかなか自然に触れ合えない
- SDGSは知っているけれど、自分が取り組める内容がわからない
- 移住先を探していて、どんな環境なのか自分の目で見たい
この3つに当てはまる方は、南房総市でのワーケーションをおすすめします。
宮崎県日向市
※引用:日向市ワーケーション
宮崎県は温暖な気候に恵まれたリゾート地の一つです。
日向市の魅力3つ!
1 「波がいい!」
都市部で勤務している方の中にも、サーフィンが趣味の方は多くいるのではないでしょうか。
しかし都市部にいると、波を求めて車を数時間走らせることもあります。
それが日向市では目の前にサーフスポットがあるため、空いた時間にすぐサーフィンをすることができます。趣味を充実させることができるので、サーフィン好きの方はワークライフバランスが整うと言えるでしょう。
2「仕事効率が上がる」
日向市は南国リゾート地のような場所で、海を見ながら業務を行うことで脳が冴えてリラックスした状態で業務が行える為、生産性向上につながります。
また、普段都市部で生活・業務を行なっている方は日向市で生活・業務を行うことで息抜きが出来てさらに業務効率化を図ることが可能になっています。
3「食べ物が美味しい」
宮崎県のローカルフードと言えば、チキン南蛮・地鶏の炭火焼きです。
その中でも、日向鶏は低脂肪・低カロリー・低コレステロールと3拍子揃ったヘルシーチキンです。
また、宮崎県は焼酎の出荷量日本1位なので、美味しいお酒と美味しい料理を食べながらさらにリフレッシュできる事間違いなし。
- サーフィンが趣味で宮崎県の波に乗ってみたい方・南国リゾートの様な場所で仕事をしてみたい方
- 食べ物・お酒にも興味があり、宮崎県本場の料理を楽しみたい方
この3つに当てはまる方は、宮崎県日向市でのワーケーションをおすすめします。
沖縄豊見城市
※引用:沖縄リゾートワーケーション|沖縄リゾートワーケーション推進協議会
皆が一度は行ってみたい場所、沖縄。
豊見城市は那覇市に隣接している場所にあり沖縄を楽しめる地域です。
1 「青い海・青い空の環境で仕事が出来る」
美らSUNビーチという、全長700mの県内最大の人口ビーチがあります。
海に入らなくても、透き通った海を見ているだけでリラックスしながら業務に集中できます。夕方ビーチに足を運び、オリオンビールを片手にサンセットを楽しめます。
また、ふと上を見上げても広がるのはビル群・マンション群ではなく広く青く広がるのは空!
そんな最高なロケーションで仕事が可能になっています。
2 「時間の有効活用が出来る」
業務時間外の早朝・夕方以降を有意義に使える環境が整っています。
早朝、ビーチでヨガをしてから勤務するのもよし!朝ごはんを海沿いのカフェでご飯を食べてから業務に取り掛かることもよし!夕方以降、サンセットを見ながら散歩をするのもよし!
そうする事で、自分の体調管理を行う事が出来るので新しいアイディアが浮かぶ可能性もあります。
3 「沖縄ご当地グルメを楽しめる」
沖縄でワーケーションをする事で沖縄そば・タコライス・ゴーヤチャンプルーなどご当地料理がいつでも楽しめます。
豊見城マンゴーが有名で、平成12年には県知事よりマンゴー拠点産地の認定されており、カルシウムやカリウムがずば抜けて多く含まれています。
また、夜お酒を飲みながら地元の方との交流も深め、時には行ったお店で島唄ライブが始まることもあります。夜の時間も楽しめるので、仕事のモチベーションが高まるでしょう!
- 最高なロケーションで仕事がしたい方
- ゆったりとした時間の中で、自分時間も楽しみたい方
- 沖縄ご当地グルメを本場で体験してみたい方
この3つに当てはまる方は、沖縄でワーケーションをおすすめします。
まとめ|休暇の時間を好きな場所で過ごそう
ワーケーションとは、仕事と休暇を一緒に行うことです。
テレワークとは、職場から離れて仕事を行うことです。
つまり大きな違いは、休暇の過ごし方です。テレワークの休暇は日常生活と変わらないのに対して、ワーケーションでは休暇を旅行の時のように過ごす事ができます。
つまり、仕事と休暇をセットにした新しい働き方がワーケーションです。
日本のリゾート地でワーケーションを行うと、よりワークライフバランスを整えることができるでしょう
コロナ禍でテレワークは様々な企業で取り入れられていますが、ワーケーションは新しい仕事のスタイルで、まだまだ知られていません。
しかし、この記事を読んだことでワーケーションをすることに、ワクワクしている方もいるのではないでしょうか?
- 「自分時間を大事にしたい」
- 「都心部から離れたゆっくりした場所で仕事を行いたい」
- 「移住したいけれど知らない地域にいきなり行くのは不安」
など、思っている方にはワーケーションをおすすめします。
ワーケーション先地域にも、企業にもメリットがあるワーケーション!
一度検討してみてはどうでしょうか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
よくある質問とその回答
- Qワーケーションとテレワークの違いは?
- A
ワーケーションとは、観光・休暇も含めてリゾート地や地方で仕事を行うということで仕事と休暇の両立を目的とした働き方です。
比べてテレワークは、職場からは離れて仕事をするが、生活の基盤は現在在住している場所で仕事と生活の両立を目的とした働き方です。
詳しくは「ワーケーションとテレワークの違い」をご覧ください。
- Qワーケーションの他にはどんな働き方があるの?
- A
テレワーク・在宅業務・モバイルワーク・サテライトオフィスがあります。
詳しくは「ワーケーション以外の新たな働き方」をご覧ください。
- Qワーケーションだけの魅力・特徴は何がある?
- A
ワーケーションは仕事以外の時間は休暇や観光を楽しめます。
また、家族も連れていく事が可能で家族時間も増えると共に子育てにも積極的参加出来て親としての成長も見込めます。
最大の特徴は、自分の行きたい場所で観光も行いながら仕事もする事で業務に対するモチベーションがあがり仕事も捗るので、ワークライフバランスの向上に繋がります。
詳しくは「ワーケーションだけの魅力・特徴」をご覧ください。
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