「ワーケーションとは何なの?」
「ワーケーションには、どんな魅力があるの?」
記事を読んでいる方の中には、このような疑問を感じている方もいるのではないでしょうか?
今回は新しく広まりつつある働き方、ワーケーションについて解説します。
ワーケーションとはつまり、仕事と休暇を組み合わせた働き方です。
この記事では、ワーケーションの定義からメリット・デメリット、実際の事例まで紹介していきます。
以上を丁寧に紹介していきます。
この記事を読んで頂き、私から読者の皆さんに自分に合った働き方を探すアイデアをお伝えできたらと思います。
最後まで読んでいただけると幸いです。
そもそもワーケーションとは?
「そもそもワーケーションとは、どんな意味?」
このように、聞いたことはあるけれど、言葉としての意味はわからない。「ワーケーション」に対して、ぼんやりとしたイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
観光庁が定義するワーケーションとは、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)という言葉を組み合わせてできたものです。
例を上げると、職場で働いている人、リモートで家で働いている人が休暇を取得して旅行先で働くといった感じでしょう。
つまり簡単にいうと、普段とは違う場所で休みを楽しみながら仕事をするということです。
ワーケーションのメリット
休暇を楽しみながら仕事をするワーケーション。
近年では、一事業としてワーケーションを導入する企業や自治体も多く見られます。暮らしの中にワーケーションを取り入れる理由、つまりメリットはどこにあるのでしょうか。
ここでは特に効果的だと考えられる4つのメリットを紹介します。
- 働き方の自由度が上がる
- 作業効率が上がる
- モチベーションが上がる
- リフレッシュできる
それぞれがメリットと考えられる理由、どのような効果があるかなどを紹介します。
働き方の自由度が上がる
自由度があがり、ゆとりのある働きができます。
仕事をするといえばやはり会社で働く方が多いのではないでしょうか。コロナ禍になり在宅ワークが増えてきましたが、どちらも決まった場所で仕事をします。
しかしワーケーションとは、旅先で仕事をすることです。
つまり毎日同じ場所で縛られて仕事をしている状況から、旅先で仕事ができるようになるので、働き方の自由度は上がります。
作業効率が上がる
集中力があがり作業効率が良くなり、スムーズな仕事ができます。
旅先でいつもと違った場所で仕事ができますが、やはり旅先です。
やはり旅に行くのなら、その場所の名物を食べたり、観光名所に行ったり…と旅行らしいこともしたいですよね。
そのため、「仕事を早く終わらせて旅を楽しみたい」と考えるようになります。だからといって雑に仕事を終わらせたらやり直しになるかもしれない。
なので、いい仕事を早く終わらせる。
そのような思考から集中力が上がり自然と作業効率は上がってきます。
モチベーションが上がる
仕事へのモチベーションが上がり、意欲を持って仕事に取り組めます。
出張に行って仕事をすると普段よりもなぜかワクワク感じる方もいるのではないでしょうか。ワーケーションは旅に行き仕事をしている状態なので、毎日同じ職場に行き、デスクに向かい仕事をすることがなくなります。そのため、やる気が出ないと感じることも少なくなるでしょう。
結果として、仕事に対してのモチベーションは格段に上がります。
リフレッシュできる
リフレッシュができ落ち着いて仕事ができます。
ワーケーションの魅力はなんといってもこれでしょう。
温泉の名所に行き、お風呂に入ったりその土地の名産品を食べたりすると、気分転換できます。これがワーケーションの醍醐味です。
そんなリフレッシュできた状態で仕事ができたらいつもより落ち着いて仕事ができ、いつもよりいいパフォーマンスの仕事ができます。
ワーケーションのデメリット・課題
上記でメリットを紹介しましたが、やはりメリットがあればデメリットもあります。
そこでデメリットを3つ紹介します。
- 費用がかかる
- 切り替えが難しい
- 労働時間の把握が難しい
それぞれ、デメリットとしてあげられる理由と対策すべきことを説明していきます。
費用がかかる
ワーケーションをする為には、日常生活以外の費用が必要です。
例えば旅行にいく際にも宿泊代、移動代、外食代など、日常生活をしている時とは違った費用がかかります。旅先だから、という理由で奮発してしまうこともあるでしょう。
そのため旅行に行く前には、お金を貯める方も多いのではないでしょうか。ワーケーションも同様です。
結果として、職場で仕事をするより費用がかかる場合が多いです。
切り替えが難しい
仕事と旅行との切り替えが難しく、メリハリがつけられない可能性があることです。
旅行はやっぱり楽しいですよね。その合間に仕事をするため、フワフワとした気持ちで仕事に取り掛かってしまうこともあるでしょう。
これが、ワーケーションの切り替えが難しいと言われる理由です。
人間、楽しい時はずっと楽しんでいたいものです。ですが、仕事をしてお金を稼いでいるからこそ旅行に行ったり、好きなものを買ったりできるのです。
そう考えれば「楽しむ時は楽しむ」「仕事をする時はきちんと仕事をする」という切り替えができます。メリハリを持って、休暇も仕事も楽しむことを心がけましょう。
また具体的な対策として、旅行先の県、市などで補助金が出る地域があります。
金額はその地域によって様々ですが、補助金制度を利用することで安くワーケーションができます。
ワーケーションで費用のことがデメリットと感じている人は、補助金制度の利用を検討してみてはいかがでしょう♪
労働時間の把握が難しい
何時間働いたのかわかりづらく、労働時間の把握が難しいです。
職場で仕事をするなら、タイムカードで労働時間を把握できる場合が多いです。しかしワーケーションではタイムカードというものはないため、どのくらいの時間仕事をしていたのか、労働時間を誰が証明するのか、を判断するのが難しいという課題があります。
そのため、会社組織内でワーケーションを利用する場合には、オンラインで勤怠管理を証明できるシステムを導入することを検討するとよいでしょう。タイムカードがなくてもパソコンで仕事に取り掛かってる、今は仕事をしていないということがわかるようなシステム作りをすることが大事ですね。
もしくは仕事量やタスクで仕事をする働き方が、ワーケーションには合っています。
在宅ワークのように仕事ができる職場であれば、労働時間の把握に関してはデメリットと感じないでしょう。
事例から見るワーケーションのデメリットと対策案
ここまで、ワーケーションのメリットとデメリットを解説してきました。
しかしまだまだ、
「自分がワーケーションをするイメージはわかない…」
という方も多くいるのではないでしょうか。
そこでここではある企業の方が、実際にワーケーションをした事例を紹介します。読み進めながら、具体的なイメージを持っていただけたら幸いです。
※本項の内容は、実際に2週間のワーケーションをした方についての記事「ワーケーション」ってどうなの?家族で体験したビジネスマンに聞いてみたをもとに制作しております。
参加者の目的・感想
今回紹介するのは、企業の会社員の方です。お子さんがまだ小さく、時間への融通が効くため、沖縄の名護でワーケーションに家族で参加しました。
ワーケーション参加を通して、業務はある程度問題なく行えた上に、普段とは違う環境で仕事ができたこと、家族と共に生活できたことに満足したと言います。しかし、成果を出すためには、組織的にワーケーションへの取り組みをしなくてはいけないと感じたそうです。
ワーケーションででデメリットを感じた箇所
デメリットと感じた2つの場面を紹介します。
1つ目は、働き方の改善が必要になることです。
仕事をする上では自分以外の社員がいて、お客様がいて、会社として成り立っています。
そのためお客様への急な訪問には対応できない場面や、職場にいた時にはすぐ終わる様な確認作業、トラブル時の対応などがある場合には、その都度に電話やWeb会議をしなくてはいけません。同じ空間には、一緒に旅行に来ている家族がいる為、集中したい時は工夫が必要でした。
2つ目は、費用がかさむということです。
公共交通機関が充実している土地とは異なり、名護では車は必須。その為レンタカー代も必要になります。さらに食費代が高くついたとのこと。理由としては、自炊をしようとしても食材だけではなく調味料、調理器具を用意する必要があるため、滞在期間を考えると外食をすることになります。結果的に、外食代がかさんでしまいました。
ワーケーション課題への対策
この事例の場合のデメリットに対する、以下3つの対策を解説します。
- 仕事環境の確保
- 生活費の工夫
- 食費の考え方
①仕事環境の確保
家族がいるため集中したい時には、一人になれる環境を作るための工夫が必要ということです。
例えばホテルの部屋を借りる際に2部屋ある様なホテルを選べば、仕事をする部屋、家族と楽しむ部屋をわけられるのでおすすめです。
その他には時間貸しのワーキングスペースが広まってきています。集中して仕事に取り組みたい時はそういった場所を利用するのもおすすめです。
②生活費の工夫
2点目は、生活面での費用に関して工夫が必要であるということです。
例えばレンタカー代がかかると体験した人は話していましたが、レンタルサイクリングを導入している地域も多くなってきました。ちょっと近場に買い物に行くなら自転車で十分です。体を動かすことにも繋がりますし、車の移動では見つからなかった新しい発見があるかもしれません。
③食費の考え方
3点目は、食事代のデメリットについて、考え方をお伝えします。
旅行に行けばその土地の名物、その土地でしか食べれないもの、味付けがあると思います。
せっかくの旅行なので、その土地ならではの食を感じてみるのもワーケーションの醍醐味でしょう。
たくさんの魅力があるワーケーションですが、この事例のようにデメリットもあります。上記で紹介したような対策を事前にしておくことで、デメリットを感じることなく、ワーケーションを楽しむことができますよ。
快適なワーケーションをするための4つのポイント
快適なワーケーションをするための4つのポイント
さていざワーケーションをするとなったら、誰しも快適なワーケーションをしたいものです。
そのためここでは、快適なワーケーションをする際に意識すべき、4つのポイントを紹介します。
- 仕事環境が整っているところを選ぶ
- 地元の人と交流する
- 体を動かす
- 作業内容を調整する
ここでは、上記4つのポイントについて詳しく説明していきます。
仕事環境が整っているところを選ぶ
インターネットや作業場所など、仕事環境が整っているところを選びましょう。
自然豊かな場所で仕事に取り組めばリラックスして仕事に取り掛かれます。そのため、環境選びは快適なワーケーションをする為に大事なポイントです。
インターネットが使えるところや個室のワーキングスペースがあるところなど、人によって整った職場環境というのはさまざまですが、自分に合った職場環境を見つけることが大事です。
地元の人と交流する
地元の人と交流しながらワーケーションをすることで、万が一の際に助けてもらったり、知見を広げることができます。
何か困った時に助けてくれるのは、やはり近くにいる人です。地元の人と交流をしていれば困った時に手を差し伸べてくれ、助けてくれます。
さらには自分1人では考えつかなかった物事の考え方、物の見方を地域の人はもっています。自分と違う考え方を持っている人と交流しながらすることで視野が広がり様々な考え方ができる様になり自分のレベルアップに繋がるでしょう。
体を動かす
体を動かして、気分転換をすることが大切です。
旅をするのも仕事をするのも健康第一。ダラダラと動かないで仕事をしても体の調子は上がってきません。
例えば、朝起きて宿泊しているところの周辺を散歩してみるのもおすすめです。
いつもと違った発見があったり、リフレッシュできたり、旅先で運動するのはとてもいいことですよね。
作業内容を調整する
作業内容をうまく調整し、旅行を楽しみつつ仕事をして、ワーケーション本来の意味を感じながら仕事をしましよう。
せっかく旅行に行っているのに仕事ばかりしていては、旅行を楽しめません。反対に旅ばかり楽しんでいると、仕事が進まずどんどん溜まっていきます。
自由な反面、自己管理をして作業内容を調整していくことが、とても大事になってきます。
まとめ|ワーケーションは魅力がたくさんある働き方
今回は
この3点を主に解説しました。
最大のメリットは、普段の仕事では感じられないことを体験でき、非日常を味わえることです。
デメリットは主に、費用や生活面での不便さが挙げられますが「事例から見るワーケーションのデメリットと対策案」で書いたように、対策をうまく使えばデメリットと感じることは少なくなるでしょう。
そしてワーケーションは、時間も場所も自由です。
いつもと違った場所で働くことで、新しいアイデアが生まれます。
切り替えがしっかりとできる人には、とてもピッタリな働き方です。
自分に合った働き方を探す1つ方法として、ワーケーションをしてみるのはとてもいいことです。
ぜひワーケーションをしながら働く暮らし方を検討してみてはいかがでしょうか☺︎
最後まで読んでくださり、ありがとうございます♪
おまけ|よくある質問
- Qワーケーションとは何?
- A
ワーケーションとは、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた言葉です。
旅行先など、いつもと違った場所で休暇を楽しみつつ仕事をする働き方です。
詳しくは「そもそもワーケーションとは?」にてご覧ください。
- Qワーケーションのメリットは何がある?
- A
働き方の自由度が上がり、いつもと違った場所で仕事をすることです。
そして旅先で仕事をすることで、当然旅も楽しむために、仕事の作業効率、モチベーションが上がることが多いです。さらに旅を楽しんだ中で仕事をするので、リフレッシュした気持ちで仕事ができます。
詳しくは「ワーケーションのメリット」にてご覧ください。
- Qワーケーションのデメリットは?
- A
日常生活ではかからない宿泊代、移動代、外食代といった費用がかかること、切り替えが難しいこと、労働時間の把握が難しいことが挙げられます。
詳しくは「ワーケーションのデメリット・課題」にてご覧ください。
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