シェアハウスにはどんな種類がある?意味やルームシェアとの違いを解説

シェアハウス

近年ではシェアハウスやルームシェア、シェアアパートメントなど様々な住居形態があります。しかし違いを明確に理解している、という方は少ないのではないでしょうか。

シェアハウスは”仲良い友人同士で、楽しく共同生活を送るもの”という印象を持つ方も多いかもしれませんが、実際には、知らない人同士が複数人で生活をすることが多いです。

そこで今回はシェアハウスの定義やメリット、ルームシェアなどと異なる点などを詳しく解説していきます。

この記事でわかること
  • シェアハウスの意味と定義
  • シェアハウスの種類
    (ルームシェア・ソーシャルアパートメント・シェアアパートメントとの違い)
  • シェアハウスにしかない魅力・メリット

シェアハウスとは一体何なのかぜひ参考にしてください!

シェアハウスの意味とは?定義は?

シェアハウスとは、キッチンやリビング・お風呂・トイレなどをシェアして生活をする住居形態です。基本的には個人のプライベート部屋をそれぞれ持ちつつ、一つの物件に親族でない複数人が共同で暮らします。また、シェアハウスはハウスシェアリングとも言われ、20−30代の若者を中心に人気があります。

一般社団法人日本シェアハウス連盟は、シェアハウスの定義を以下の3点を満たすものと定めています。

シェアハウスの定義とは
最短の契約期間を1ヶ月以上とする、中~長期型滞在向け賃貸物件であること入居者同士の共有スペースがあり、交流が図れること国籍を問わず、入居できること。

※引用 当サイトの説明 | 一般社団法人 日本シェアハウス連盟

契約期間や共有スペースの利用範囲などの条件は物件によって異なります。

どのような人達が集まっているかや、年齢層なども物件によって異なるので、実際に住む際には事前に確認しましょう。

ルームシェア・ソーシャルアパートメント・シェアアパートメントとの違い

主なシェア型住居は、シェアハウス・ルームシェア・ソーシャルアパートメント・シェアアパートメントなど、シェアハウスの他にも居住形態はいくつかあります。

「え、そんなに種類があるの?」

と思った方も多いのではないでしょうか?

似たような住居形態、それぞれ違いを理解するのは難しいように感じますが、ここではわかりやすく、シンプルに紹介します。

シェアハウスルームシェアソーシャルアパートメントシェアアパートメント
募集方法管理会社自身で募集管理会社管理会社
初期費用$$$$$
契約者個人代表者契約個人個人
人数多い少ない多い多い
シェアメイトの選択×××
共有スペースの広さ××
ルール管理会社各自管理会社管理会社
家具・家電の用意××

シェアハウスとルームシェアとの違い

ルームシェアは一緒に住む人を自身で募集できるのが特徴です。そのため、友人同士で楽しく住みたいのであれば、ルームシェアが良いですね。

ただし、ルームシェアは初期や退去時に費用と手間がかかるというデメリットがあります。

ルームシェアではシェアハウスと違い、自分たちで同居人を見つける必要があります。外ため、住む人が見つからない場合費用は自身で負担をしなければいけなりません。加えて契約手続きは、一人が代表して行うので、代表者が退去となると再度契約や家を探さないといけなくなります。

また、ルームシェアを始める際には家具や家電も買い揃えなければならないので、最初の負担はかなり大きくなりますし、初期費用が高くなります。

そういった点では、入退去はシェアハウスなどの方が簡単になりますね。

ただ、家具なども好きに買い揃えることができ、入居者を選べる点や部屋内でのルールなどは自身で決めることもできるので、入居者と自由に決めたい方にはオススメです。

シェアハウスルームシェア
都内の家賃相場5〜8万円4〜6万円
募集方法管理会社各自実施
空室管理会社負担各自負担
初期費用安い高い
契約各自契約代表者契約
人数多い少ない
入居者選べない、他人友人など選べる
共用スペースリビング程度リビング程度
ルール管理会社各自で決める
トラブル管理会社相談各自で相談
家具・家電既に用意あり各自で用意

シェアハウスとソーシャルアパートメントとの違い

ソーシャルアパートメントは鉄筋コンクリート造の建物を利用しているので、遮音性が高いという特徴があります。そのため、生活音などが気になる方にはおすすめです。

また、それぞれワンルームでなっておりお部屋ごとに水回りの設備はついているため、プライベート空間はシェアハウスよりも確立されています。

さらに、建物内に入居者同士が集うラグジュアリーなラウンジが付帯しているので、オシャレな空間が好きな方には嬉しいポイントです。

デメリットはルームシェア同様、家賃や初期費用はシェアハウスよりも高くつく点で

す。

シェアハウスソーシャルアパートメント
都内の家賃相場5〜8万円6〜7万円
募集方法管理会社管理会社
空室管理会社負担管理会社負担
初期費用安い高い
契約各自契約各自契約
人数多い多い
入居者選べない、他人選べない、他人
共用スペースリビング程度広めのラウンジ
ルール管理会社管理会社
トラブル管理会社相談管理会社相談
家具・家電既に用意あり既に用意あり

シェアハウスとシェアアパートメントとの違い

シェアアパートメントのおすすめポイントは、住民間での交流を楽しむことができる点です。例えば、英会話レッスンがついている物件もあります。住居での交流を通して、スケールメリットを得たい方にはオススメです。

また、シェアアパートメントはソーシャルアパートメントと似ていますが、大きな違いはラウンジと家の構造部分です。シェアアパートメントの場合、広めのラウンジはあってもラグジュアリーな空間とは限りません。また、鉄筋コンクリート造というわけでもないのがソーシャルアパートメントとの違いです。

ちなみに、個室の部屋に水回りの設備がついている点はソーシャルアパートメントと同じです。

シェアハウスシェアアパートメント
都内の家賃相場5〜8万円5〜8万円
募集方法管理会社管理会社
空室管理会社負担管理会社負担
初期費用安い安い
契約各自契約各自契約
人数多い多い
入居者選べない、他人選べない、他人
共用スペースリビング程度広めのラウンジ
ルール管理会社管理会社
トラブル管理会社相談管理会社相談
家具・家電既に用意あり既に用意あり

ここまではシェアハウスと似ているシェア型住居について紹介してきました。

簡単にまとめると、それぞれ以下のような人におすすめです。

ポイント
  • シェアハウス:家賃を抑えて、立地が良いところに住みたい人。人とのコミニュケーションを取るのが好きな人。
  • ルームシェア:知り合いと一緒に住みたい人。長時間人と過ごしていてもストレスを感じない人。他人の価値観を理解できる人。
  • ソーシャルアパートメント:オシャレなところに住みたい人。ジムなど共用スペースを利用したい人
  • シェアアパートメント:家賃を抑えたい人。ジムなどの共用スペースを利用したい人。人とのコミュニケーションを取るのが好きな人。

様々な暮らし方や理想の生活スタイルに合わせて選ぶのが良さそうですね。

一風変わった面白いシェアハウスの例

ここまでは、主にシェア型住居の種類について解説してきました。

ここからはその中でも、ここでは面白いコンセプトシェアハウスの例について紹介していきます。

近年ではシェアハウスの中にも、たくさんの種類があります。

物件によってはテーマやコンセプトがあるシェアハウスがあり、他のルームメイトと仲良くなりやすいです。

ここでは人気があるという、コンセプトシェアハウスを3つ紹介しています。面白いコンセプトのシェアハウスも多くあるようなので、自分の趣味に合ったものを見つけると良さそうですね。

  • 音楽がコンセプトのシェアハウス

 音楽が好きな人が集まるシェアハウスになっており、楽器を利用することも可能だったり、防音設備や、防音室、スタジオ付きの物件もあります。

また、ギターやピアノなどが設備されていることもあるようです!

  • 体を鍛えたい・ジムシェアハウス

 プライベートでトレーニングをしたり、体を鍛えたい人向けのコンセプトになっており、トレーニングマシーンや酸素カプセルといった設備を自由に利用ができる物件です。

  • ゲーミングシェアハウス

 共有スペースにゲーム部屋が用意されており、高速インターネット回線や大型TVなど、ゲーム好きにはたまらない設備が充実しています。みんなで楽しくゲームをしたい人にはオススメ。

シェアハウスだけの3つの魅力・メリット

ここまででは、「シェアハウスとは何か」について、似た住居タイプと比較しながら解説してきました。

シェアハウスについての概要は理解したものの、

「結局シェアハウスの何がいいの?」

「住むメリットって、本当にあるの?」

と不思議に思っている方もいるのではないでしょうか。

そこで本項では、実際にシェアハウスに住んでいた経験のある私が、一人暮らしのワンルーム賃貸にはない、シェアハウスだけの魅力を紹介します。

多くの方が、特にメリットだと感じるポイントは以下の3つです。

シェアハウスのメリット
  • シェアハウスの費用を抑えられる
  • 共用設備が充実している
  • シェアハウスの仲間と支え合える

ひとつずつ、詳しく解説していきます。

シェアハウスのメリット①:費用を抑えられる

 シェアハウスは入居時の初期費用の負担が減ります。通常のワンルーム賃貸の場合、引越しの際の初期費用として敷金・礼金、仲介手数料がかかります。ですがシェアハウスであればこういった費用が不要なことが多いです。ただその代わりに、デポジットと呼ばれる保証金を管理者に預けるシステムが主流になっています。

 入居時にかかる費用は物件により異なりますが、単身で引っ越す場合の初期費用よりは安く抑えられる傾向にあり、負担が少なく入居ができるのも良さです。

 また月々の料金に関して、シェアハウスでは共益費の中に電気・ガス・水道代が含まれることが多いです。そのため、基本的には固定になります。家賃+共益費として支払うシェアハウスに住めば、コストを低く抑えることができる上に、管理もとても楽になるでしょう。

 そこで、実際にシェアハウスする場合と、一人暮らしする場合にかかる月々の費用を比較してみました。使用量や物件などにもよりますが、以下に平均の料金をまとめています。

シェアハウス一人暮らし
電気代7,000円~10,000円4,000~6,000円
ガス代3,000~5,000円
水道代2,000円
合計7,000円~10,000円9,000~13,000円

表から見てわかるように、場合によっては水道代・光熱費もかなり抑えることができます。加えてシェアハウスの場合、これは共益費として支払うため、インターネット代やトイレットペーパーなどの日曜消耗品も含まれます。

そのため総合して考えると、生活費にかかる負担はかなり減らすことができるでしょう。

シェアハウスのメリット②:共用設備が充実している

近年では、共用設備が充実している物件が増えています。キッチンなども広く、リビングなど広々と利用できます。

また大型スクリーンを設置したシアタールームや防音室を備えている物件などもあるので、趣味などから物件を探すのもいいでしょう。

「シェアハウスの種類」の際にお伝えしましたが、自分では用意ができないような、スタジオや楽器、トレーニングマシーンなどが用意されている物件もあります。そのため場所を借る手間やジムへ行く時間の節約、費用を抑えることができるのも魅力の一つです。

シェアハウスのメリット③:同居人の仲間と支え合える

一人暮らしを始めると、家事の中で苦手なことが出てくる方は多いのではないでしょうか。関係性や物件などにもよりますが、料理が得意な人がいると料理を担当してくれる場合もあるでしょう。

また、ヘアメイクが得意な人はシェアメイトが出かける際、ヘアセットをしてあげたりするのも良いですよね。このように、シェアハウス内で自分の得意なことを活かしたり、助けてもらったりすることができます。

話す相手がいるだけでも支えになりますよね。

まとめ|シェアハウスは種類が多く、快適な環境を見つけることが大切!

この記事では、シェアハウスについて以下のポイントについて詳しく解説してきました。

この記事で伝えたこと
  • シェアハウスの意味と定義
  • シェアハウスの種類
    (ルームシェア・ソーシャルアパートメント・シェアアパートメントとの違い)
  • シェアハウスにしかない魅力・メリット

シェアハウスの居住形態や比較表などを見て、「シェアハウス」という言葉のイメージが変わった方もいるのではないでしょうか?

シェアハウスには多くの種類があり、様々な住居タイプがあります。シェアハウスに住むことで、費用を抑えられるだけでなく、たくさんの人と交流を深めることもできます。シェアハウスでしか得られない貴重な経験もできるでしょう。

費用を抑えつつ趣味を楽しむことができるので、コスパ良く充実した生活を送れる点がとても魅力的です。

記事を読んで気になった方は、新たな暮らしの選択肢として、シェアハウスを検討してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みくださり、ありがとうございます☺︎

よくある質問とその回答

Q
シェアハウスとはどのようなものですか?
A

個人のプライベート部屋はありますが、それとは別に一つの物件の中で複数人の住居人と共有スペースがある賃貸物件です。国籍なども問わず利用ができるので、様々な人と交流を楽しめる空間になっています。

経済面でも引越しの初期費用や家賃・光熱費なども一人暮らしをするより費用を抑えることができるので、節約ができます。

詳しくは「シェアハウスとは何か?定義は?」をご覧ください。

Q
他のシェア型住居との違いは何ですか?
A

シェアハウスは一つの家を複数人でシェアして生活しますが、ルームシェアは一つの部屋を複数人などで一緒に生活をします。シェアハウスでは基本的には個人のプライベート部屋が設けられており、その他のキッチンや・お風呂などが共用で利用するようになっているのが大きな違いです。ただ、シェアハウスの中でも個人部屋に種類があるので物件ごとに確認しておきましょう。

詳しくは「ルームシェア・ソーシャルアパートメント等との違い」をご覧ください。

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